負の感情が渦巻き、抜け出せなくなる時があると思います。
嫌なことをしばらく引きずり、他のことにも影響を及ぼしてしまう。
日々頑張っていても、ふとした瞬間に頑張れなくなったり、意味を見出せなくなったりします。
私もそんな経験がありました。
そんな時、すぐに復活できるようになるトレーニングと考え方を紹介します。
目次
自分が生きる目的をはっきりさせる
死ぬときに後悔しない。
葬儀で、この人はこういう人だったと語られる場面を想像する。
語られる自分は思い描いていた自分にどれだけ近いでしょうか。
今の積み重ねが過去になる。
過去は自分を客観視するのに最適です。
過去も未来も、今自分が何をするかで決まります。
私は人生の終わりの時に「私はこういう人間です」と言わずとも、家族や他人がわかってくれていることを目指しています。
まずやるべきは、
ネガティブな感情に自ら押し潰されないために、自分が何者なのか知っておく必要があります。
それがなければ、自分がどんな人間だったか自分自身すら正解を知らないまま自分の人生を終えることになるのです。
ポジティブを探すトレーニング
ネガティブな経験の中には必ずポジティブな側面が存在します。
例えば、彼女に他に好きな人ができて振られた場合。
きっと、彼女と自分が過ごした日々を涙ながらに思い返すでしょう。
どうしたら喜んでもらえたか、一体どこで失望させてしまったか。
振られた直後には次を考えられないにしても、必ず次に活かされるのです。
全ての経験は糧になりうるということです。
もちろん、つらい別れなど来ない方が良いのですが。
さて、ポジティブを探すトレーニングについて紹介します。
世界を覆うのネガティブな事態。新型コロナウイルスの蔓延があります。
暗い雰囲気の世の中でも自分自身にこう問いかけるのです。
新型コロナウイルスが蔓延する世の中であなたが見出した最高の喜びはなんですか?
全体のネガティブ環境からポジティブな面に注目して教訓にする練習です。
「コロナがあったから気付けたこともあった」という事実を発見できたのではないでしょうか。
つまり、
悪いことも良いことも起きたことは、自分にとって必要なことだったと考える。
また、あなたに起こった全ての経験は他の人と似ていても、同じになることはありません。
だから、同じ経験をしても独自の視点を得ることができます。
独自の視点があれば多数の人とは違う考えができます。
どんな経験でもポジティブな捉え方ができれば、自分にしかないアイデアや価値に変わる。
ネガティブを受け入れることも大切
誰かを傷つけたり、ルールを破ったりする人がいると、ネガティブな感情が湧き上がることもあります。
その時は感情を受け入れるべきだと私は思います。
無かったことにしようとしても、後になって自分自身にまとわりついてくるからです。
対処法は、ネガティブな「あいつは許せない」のような感情も自分に必要だから存在すると考えることです。
この感情が必要である理由探しをしましょう。
なぜあいつを許せないのか。なぜルールを破るのが嫌なのか。なぜ…。
これを繰り返して、「自分はこうありたいからだ」や「自分の生きる目的がこうだからだ」など自分の基本の考え見つけることで自分自身を納得させます。
ネガティブな感情にこそ本当の自分の生きる目的が隠れている。
ネガティブの渦から脱出する方法
ネガティブな感情の一つに劣等感があります。
特に劣等感は抜け出すことが難しいと感じています。
ですが、劣等感は使い方を間違えなければ人間にあるべき正しい本能です。
私自身、劣等感に押しつぶされ、無気力になってしまうこともありました。
劣等感と上手く付き合っていくには以下のような考え方が役に立ちます。
- 自分より優れている人は皆先生で、その人たちから技術や良い方法、考え方を学ぶ
- わからないことは恥ではない
- せっかく先生がいるのだから、聞こう
- 上手な人の真似をしているうちに自分のものになる
- 劣等感の存在意義は、自分もあの人たちのようにやれば良いんだと気づきを教えてくれるためのもの
次に、無価値観。
「これをやっている自分には価値がある」のように、自分に価値を見出すために存在します。
人から言われた自分の価値とか世間の価値観での自分の評価だけでは、自分自身、納得できませんよね。
だから他人から刷り込まれた”自分”を一度忘れて、主体的に考え、人生の目的を軸にする。
自分自身を肯定、納得できるような考え方を見つける。
例えば私の場合、以下のような言葉を大切にしています。
- お世話になった人への感謝を忘れないでいよう
- 困っている人がいたら助け、見返りを求めない
- 自ら行動し、自らの人生を作る
- 人は皆誰かに愛されている存在である
- どんな成功も失敗も自分らしい
特に5番目の「どんな成功も失敗も自分らしい」は自分を受け入れるための魔法の言葉だと思っています。
成功した時は浮かれすぎず、失敗した時は落ち込み過ぎない。
変に深く考えるとネガティブの渦に巻き込まれてしまいますから。
まとめ
私は基本ネガティブです。でも、ポジティブでもあります。(と言い聞かせています)
ネガティブな気持ちになると、何もかもどうでもよくなります。
自分にとって都合の悪いことや人より劣っているところを探して、落ち込んでいる自分に言い訳をしてしまいます。
そうなる前に、病院の先生に診てもらってほしい。書店で関連の本を手にとってほしい。この記事を読んでほしい。
心を壊してしまうこともある種、経験かもしれません。でも進んでネガティブな経験をする必要はありません。
「もしもそうなってしまったら」と想像し、事前に想像しておくことがマイナスの経験もプラスに変える力になると思います。
※この記事はうつ病については言及していません。うつ病は自分でなんとか出来るようなものではないので病院を受診させましょう。