「Jw_cadで機械図面は描けるのか」
結論から言うと、
機械図面は描けます。
ただし、
「描ける」と「機械設計に向いている」は別の話です。
この記事では、Jw_cadでできること、できないことを、機械設計の視点から解説します。
目次
結論:2D図面なら十分描ける
Jw_cadは2D CADなので、
例えば
- プレート
- ブラケット
- シャフト
- フランジ
- 簡単な治具
- 設備配置図
などの図面であれば問題なく作成できます。
もちろん、
- 寸法記入
- 中心線
- ハッチング
- 注記
- 面積測定
- 他図からのコピー
など、機械図面に必要な基本機能も備えています。
学校の課題や簡単な製作図であれば十分対応できます。
機械設計では物足りない
実際の機械設計では、
図面を描くことよりも、
設計変更
の方が圧倒的に多くなります。
例えば、「シャフト径を20mmから25mmに変更する」
という設計変更があった場合、
Jw_cadでは関連する図面の線や寸法を一つ一つ修正する必要があります。
一方、3D CADでは、寸法を変更するだけでモデル全体が自動更新されます。
つまり、設計変更が多い機械設計では3D CADの方が圧倒的に効率的です。
組立図はかなり大変
機械設計では、
部品単体だけでなく、
- 組立図
- 部品図
- 断面図
も作成します。
Jw_cadでは、これらをすべて2Dで管理するため、部品点数が増えるほど修正が大変になります。
例えば、ボルト位置を変更しただけでも、関連する図面を手作業で修正しなければなりません。
3DCADであれば断面図も正確かつすぐに表現することができます。
干渉チェックができない
3D CADの大きなメリットは、
部品同士がぶつかっていないか確認できることです。
例えば、シャフトとベアリング、ギヤ同士、カバーとの隙間などは、
3Dモデルなら簡単に確認できます。
Jw_cadでは立体モデルが存在しないため、経験と細かい確認でチェックする必要があります。
3Dモデルは作れない
現在の製造業では、図面だけでなく、
3Dデータそのものを要求されることも珍しくありません。
例えば、
- CAM
- CAE解析
- 3Dプリンタ
- CG
- アニメーション
などでは、3Dモデルが必要になります。
Jw_cadではこれらには対応できません。
また、客先に説明する資料作りのためにも3Dは役に立ちます。
それでもJw_cadが活躍する場面
「じゃあJw_cadは使えないの?」というと、そんなことはありません。
例えば、
- 工場レイアウト
- 治具のスケッチ
- 配置図
- 現場への説明図
などでは十分活躍します。
うちの会社ではギヤやシーブ、ベアリングなどの機械部品もすべてjw_cadで描いています。
なので、できないことはありません。
特に「ちょっと図を描きたい」という用途では、起動も軽く、非常に使いやすいCADです。
機械設計者ならどんなCADを学ぶべき?
将来的に機械設計を仕事にしたいなら、Jw_cadだけでなく、
3D CADも学ぶことをおすすめします。
代表的なソフトには、
- SOLIDWORKS
- Autodesk Fusion
- Inventor
- CATIA
などがあります。
現在の機械設計では、3D CADが主流です。
一方で、2D図面を読む力や描く力も重要なので、
Jw_cadでCADの基本を学ぶことは決して無駄ではありません。
まとめ
Jw_cadでも機械図面は十分作成できます。
ですが、実際の機械設計では、
- 設計変更
- 組立設計
- 干渉チェック
- 3Dデータ活用
などが必要になるため、3D CADの方が圧倒的に効率的です。
つまり、Jw_cadは「図面を描くCAD」としては優秀ですが、「機械設計を行うCAD」としては限界があります。
CADを学び始める第一歩としては最適ですが、将来機械設計者を目指すなら、ぜひ3D CADにも挑戦してみてください。
私の会社でも早く3Dに移行したいところですが。。。
機械設計に役立つ情報をこちらでまとめていますのでよかったらご参照ください!
